皆さんこんにちは
今回はTableauのLOD関数について考えます。
Tableauは集計を行う際、元のデータテーブルの行毎に集計をします。
しかしながら顧客のユニーク数であったり若干条件が複雑な計算についてはLOD関数を
活用していく必要がありますので、順番に整理していきます。
【LOD関数とは】
レベルオブディテイル関数の略称であり、細かさの度合いということになります。
特定のディメンションを条件に計算を行う事をLOD関数といいますが
よくBigqueryで店舗毎のユニークユーザー数を計算するときに
COUNT(DISTINCT [カラム名]) AS UU
と計算しますがTableauの場合は
{ FIXED [お店を表すカラム] : COUNTD([顧客IDのカラム名]) }
といった感じにする必要があります。
何をしているのかを次でまとめます。
【LOD関数の仕組み】
基本的には元のデータベースを使いますが、中間に疑似的なテーブルを作成してから
計算をするといったような仕組になります。
この仕組みで計算した場合、いくらディメンションを追加しようが
指定した粒度で計算しているので結果が変わりません。
この粒度は自由に変えることができるので是非吸収していきたいです。
【LODの活用例】
中間テーブルの粒度を顧客ごとの売上にして
→{FIXED [顧客名] : SUM([売上])}
顧客ごとの売上合計:SUM({FIXED [顧客名] : SUM([売上])})
顧客ごとの売上平均:AVG({FIXED [顧客名] : SUM([売上])})
といった具合にLOD関数にはFIXEDやINCLUDE等3種ありますがこれらを自在に
扱う事でヒストグラム、コホート等様々な分析・ダッシュボード表現が可能となります。
下記URLはLOD計算をおこなっている例になりますのでTableauPrep等で
確認してみてはいかがでしょうか。
https://public.tableau.com/app/profile/morish/viz/LOD_15754122143050/PracticeLOD
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