ルックアップ関数を整理する Tableau

皆さんこんにちは
今回はTableauのルックアップ関数についてまとめてみます。
使うシーンは結構あるので覚えておくと比較がし易くなります。

【使う場面】

前日、前月、前年との比較を行いたい場合。
翌日、翌月、翌年との比較を行いたい場合。

これらは全て設定しているディメンションに影響するので
ディメンションに影響しないものを作る場合はFIXEDとルックアップを合わせる必要があります。
（ほとんどないとは思いますが）

前日、翌日と言いましたが要するに今表示している値のnつ前か、後かを表示するというのが
ルックアップ関数になります。

今回はカテゴリ別の年単位の売上の比較をやってみましょう。

1.ディメンションを選ぶ
今回は行にカテゴリ、列にメジャーネームと日付（年月）を入れます

2.算出したいメジャー選択
今回はメジャーバリューをテキストに入れた後にいったん売上の合計だけにします。

3.ルックアップ関数を作成
前月の売上を算出したいため、以下のようなルックアップ関数を計算フィールドで作成します。

LOOKUP(SUM([売上]),1)

SUM([売上])の後の数字ですが、これは何個前の値を参照するかというのを示しています。
1の場合は一つ前の値を、-1にすると一つ後となります。

LOOKUP(SUM([売上]),1)　前の値を参照
LOOKUP(SUM([売上]),-1)　後の値を参照

4.メジャーバリューに追加する
先程作成した計算をメジャーバリューの中にドロップします

これで前後の値を参照できるようになったかと思います。

応用として前月からどの程度売上の増減があったか比率で参照したい場合ですが

SUM([売上]) / LOOKUP(SUM([売上]),1)

と計算することで比較ができるようになります（要単位の変更）

もし使う場面がでてきましたら参考にしていただけますとありがたいです。
Tableauについては様々な表現ができるので都度取り上げて参ります。